なかなか時間がかかりましたカラーリングが終了しました。
春のせいか、暗めのカラーも減り、個性的な色が始まってきたような感じです。
今回は特殊な例ですが、ハイブリーチからのカラーリングです。
よくプラチナカラー、アッシュシルバー、シルバーグレーなどかなり透明感が必要なタイプです。
このパターンお場合僕はブリーチの作業をどれだけ時間をかけたかが鍵になっていると思います。
ただかなりのハイトーン(18レベル)だと当然ダメージもひどく、断毛のリスク等注意が必要です。
髪質にもよりますが、時間がかかるため高額になるので、
いきつけのサロンでキチンと相談された方がいいです。
後々当然根元は黒くなるので、あとあとのカラーなどの事や、パーマなどできにくいスタイルもでてくるので
よく考えてからの施述が大切かなと。
とはあれ、やった人しか出せない透明感を表現するのもまたセカンドカラーの醍醐味かと思います。
ではまずブリーチから。
今回ほぼバージンヘアかと思いきや、落とし穴がありました…
あれ?なんだかトーンが思うように上がりません。この時点で結構時間置いています。
あ、これ黒染めの残留色素がたくさんありました…。一旦黒染めをするとこんな風に残った色素がでます。そして謎の赤みと戦うことに。さらにブリーチを繰り返します。パウダーブリーチ剤にもよりますが、塗った後だと白っぽく見えるだけで全然黄色です。
この時点で数時間経過。なかなか残留していて辛いところ。根元を塗らないのは後半頭皮にしみないためです。なんどもブリーチをすると頭皮の油分が失われるため、特にセカンドカラーでヒリヒリしやすいです。ただ今回はお客様と綿密にスケジュールを組むことができたので、数回にわけて作業します。
1日目終了。ブリーチ数回。アンダーはそこそこ削れました。だいたい16レベルくらい。髪質にもよりますが、今回のケース黒染めあったせいか難航しました。二人ともこの時点でメンタルやられ、一旦途中で甘いものも食べました。この時点ぐらいでシルバーなどいれると、アンダーの黄身に引っ張られます。深みのある彩度が高いもの(パープル、くすみのあるアッシュあたりは)なんとなくいけるかも。
数日後。頭皮の油分の復活。さて結構ベージュっぽい。しかしお客様髪が丈夫!この時点でバッサバッサになっているケース多いです。この辺りから変化しにくくなる。おおよそ18レベル。ブリーチ数回後。部分的にさらにベージュっぽく。18レベルあたり、髪質にもよりますが断毛のリスクがあります。部分で何色か色を試します。ご存知かと思いますがブリーチしまくっても白にはならないと思います。いらない色(黄身)を打ち消し、求める色を作るために補色でアンダーの黄身を消します。
ややアンダー残り、ベージュとグレイな感じ。ここで二日目終了。やっと終盤。これ1日でやるのはお互いきついですねえ。
3回目。お客様乾かすのしんど過ぎるとのこと。ブリーチ後の髪は乾けばパサパサですが、シャンプー直後は水分を多く含んでしまいなかなかドライできないんです。ブリーチあるあるです。この辺もやった人にしかわからない。
ボブベースにカットし直し、完成。しかし時間がかかりました。前回の状態見て、パープルとアッシュでアンダーを消しました。こうやってみると髪色の変化がわかりやすいと思います。
色持ちのことも考え、以前紹介したナプラのカラーシャンプーPuでお手入れをお願いしました。
ハイトーンとカラーは市販のシャンプーで洗うとすぐ抜けてしますので。
お客様も大変だったと思います。
ブリーチオンカラーでした。